9-9 百花の「なるほど!国宝」メモ
□ 大報恩寺の六観音像は、当初の安置場所こそ不明だけど、古代・中世の像として今日まで6体揃って伝わる唯一の六観音像なんだって。光背、台座も当初のものが揃うなど、保存状況も抜群! これぞ国宝だ〜!
□ 6体すべてに納入経があり、その奥書から願主と願意も判明。すべての衆生の救いを願った願主の2人、まじリスペクト。
□ カヤの木を使い、彩色をせず、膠も使わないでの造像。とことん清らかさを追求して仏像をつくる考え方に沿っていて、それがこの六観音像の美しさに直結しているって思います。特に准胝観音像の髪の様子や下半身の衣の彫りはとてもみごと。
□ 銘文あり。鎌倉時代の慶派仏師、肥後定慶作とわかります。でも銘文のある准胝観音像1体を定慶作とするか、全体を定慶作と言っていいのかは微妙。
□ 地蔵菩薩像も合わせて国宝指定に。観音、地蔵がセットで人々を導くとして一緒に作られたものか。でも地蔵菩薩は彩色像なので、六観音とはまた別に考えるべきなのか。こうした謎も魅力のうち!
せきどよしおの仏像探訪記
ゆいまくんと百花さんの 21世紀国宝仏の旅