10-9 百花の「なるほど!国宝」メモ
□ 大変な苦労をされて日本に来られた鑑真さんによって開かれた唐招提寺。鑑真さんの思いを今に伝えます。金堂、講堂はともに奈良時代の建築。
□ 2019年に国宝指定された木彫仏6体は、二天王像と薬師如来像、伝衆宝王菩薩像、伝獅子吼菩薩像、伝大自在王菩薩像。二天王像は講堂に、他の4像は新宝蔵にあります(ただし伝自在王菩薩像はしまわれていて見られないことが多い)。これらの像はすべて奈良時代後期、唐招提寺創建後まもなくつくられたものです。
□ 「伝」とついているのは、本来の像名がわからなくなっているためです。破損も進んでいます。それにもかかわらず、細部には繊細な美、全体としては雄大で力に満ちています。超必見!
□ 伝衆宝王菩薩像、伝獅子吼菩薩像は本来は不空羂索観音像としてつくられたものか。唐招提寺草創期にあった羂索堂に安置されていた可能性も。鑑真さんは不空羂索観音の化身とされていたというし、特別に深い信仰のもとにまつられていた像なのかも。
□ これら6体はカヤ材による一木造の仏像です。奈良時代後期から平安時代前期にかけてつくられた木彫像の多くがカヤでつくられているそうで、その出発点がこれらの像である可能性大。鑑真さんらのかかわりでカヤが選択されたのかも。
せきどよしおの仏像探訪記
ゆいまくんと百花さんの 21世紀国宝仏の旅