専福寺観音堂の十一面観音像
1月1~3日と8月10日に開扉
住所
横須賀市佐島1-26
訪問日
2026年4月19日
拝観までの道
JR逗子駅、または京急の逗子・葉山駅南口より佐島マリーナ入口行きの京急バスで「佐島港前」下車、東南東に約150メートル。
なお、運慶仏で有名な浄楽寺からも歩け距離である(南へ約25分)
普段は閉まっており、1月1~3日と8月10日に開扉。なお、三浦三十三観音霊場の28番の札所となっており、午年春(4月から5月にかけて)に1ヶ月間行われる本開帳の際拝観することができる。筆者はこの午年開帳の折に拝観させていただいた。(丑年に中開帳があるが、前回はコロナ禍で中止)
拝観料
拝観料は特にないが、ろうそく代50円。
お寺や仏像のいわれなど
専福寺は浄土真宗寺院。境外の観音堂はお寺の前の道を斜め西南に少し行った海側にある。
本尊、十一面観音像はもと近くにあった観妙(明)寺の本尊だった。このお寺と本尊を作ったのは戦国大名北条氏康の家臣の粕屋清承(きよつぐ)であった。現在はお寺があった場所さえ明らかでない。本尊のみこの観音堂にまつられ、近くの専福寺の管理となっている。
拝観の環境
堂内で拝観できる。お入りになっている厨子が小さく、全身をよく見るのはやや難しい。
仏像の印象
像高約40センチの坐像。ヒノキの寄木造、玉眼。表面が真新しい金色に覆われている。
目が吊り上がり気味で、ややクセのある顔立ちである。口は小さく、頬はふっくらとしている。斜め下から仰ぎ見ると、なかなか威厳のある表情にも見える。脚部は低く、衣の線も省略気味である。
本像造立の際の願文が伝えられていたそうで、それによると1550年、鎌倉仏師の法眼大蔵の作とわかり、貴重である。
さらに知りたい時は…
『新横須賀市史 別編 文化遺産』、横須賀市、2009年
『よこすかの文化財』、横須賀市教育委員会、2007年
→ 仏像探訪記/神奈川県
せきどよしおの仏像探訪記
ゆいまくんと百花さんの 21世紀国宝仏の旅