光禅寺の大日如来像

毎年成人の日午前に開扉

住所
浜松市東区大蒲町95-3


訪問日 
2026年1月12日


この仏像の姿は(外部リンク)
はままつの文化財・大日如来

 



拝観までの道
交通は、浜松駅から東海道線で東へ1つ、天竜川駅で下車。西へ徒歩約20分。
大日如来像は毎年成人の日の午前10時ごろより11時過ぎまで開扉されている。


拝観料
志納


お寺や仏像のいわれなど
臨済宗寺院。
大日如来像の伝来は不詳。真言宗の前身となる寺院があって、その時以来の仏像なのかなどと想像されるが、わからない。


拝観の環境
本堂に向かって左側にある収蔵庫に安置されている。庫内でよく拝観させていただくことができた。


仏像の印象
両手をお腹の前で合わせる胎蔵界大日如来像。像高約110センチの坐像。等身大を超える大きさの堂々とした像である。
一木造。平安時代中~後期の像と思われ、市内でも屈指の古像。樹種はヒノキという。背中や像底からクリを入れているそうだ。もとは漆箔像であったようだが、現状ほとんど落ちてしまっている。

左右対称の印象で、安定感がある。
まげは低く、頂点からいく筋もの髪束を左右に下げている。
面長で、こめかみから顎にかけては単調な曲面ですっきりとつくられている。眉をあげ、目は半眼に、鼻は高く、上くちびるは突き出し気味にしている。あごはしっかりつくられる。面奥は深い。
上半身は大きく高い。胸とお腹はしっかりと丸みを出し、特に腹は丸々として、その上部で絞る。上腕部に彫り出された臂釧は華やか。
脚部はしっかりと左右に張り、右足を上にして組む。足の裏は大きくあらわされる。衣のひだは大きく太い波が繰り返され、その波の中央に細い波がしのぎを立てる。

全体はどっしりと存在感があり、細部は入念につくりこまれている魅力的な仏像であると思う。


仏像探訪記/静岡県