仁勝寺の聖徳太子像

4月11日に開扉

住所
甲府市小瀬町406


訪問日 
2026年4月11日


この尊像の姿は(外部リンク)
仁勝寺ホームページ



拝観までの道
仁勝寺(にんしょうじ)は、JR身延線の甲斐住吉駅から東南に徒歩約20分。
または、甲府駅から山梨交通バス70系統に乗車し「山城小学校」下車。あるいは76系統に乗車し、「山城郵便局」下車。
聖徳太子像は本堂裏の八角形の耐火式のお堂に安置され、年に1日、4月11日の日中開扉、拝観することができる。


拝観料
拝観料等の設定は特になかった。


お寺や仏像のいわれなど
臨済宗寺院。甲斐の領主、武田氏によって室町時代に開かれたという。
本尊の聖徳太子像は武田氏の祖、新羅三郎義光が都よりこの地にもたらし、代々武田氏によってまつられてきたが、その滅亡に際して仁勝寺に移されてきたのだという。
実際には鎌倉時代後期ごろの作とみられ、寺伝よりも後の時代の作であるが、優美な造形であり、都から来たというのは何らかの事実を反映しているのかもしれない。


拝観の環境
扉口からの拝観で、照明もあり、まずまず見える。


像の印象
聖徳太子像は像高約115センチの立像。ヒノキの寄木造、玉眼。
髪をみずらに結い、柄香炉と笏を持つ(ただし持物は亡失)。いわゆる孝養太子像である。
髪は中央で分け、みずらは大きくつくる。目鼻はゆったりと、ほおはふっくら、口もとは引き締める。若々しく、また威厳ある姿である。
肩はやや張り、胸はふっくらとさせず、体つきは四角張る。衣のひだは変化をつけながら流れているが、やや硬さも感じられる。足を少し開いて立ち、安定感がある。
衣には模様が一部残っていて美しいらしいが、肉眼ではわからない。


さらに知りたい時は…
『山梨県史 文化財編』、山梨県、1999年
『聖徳太子尊像聚成』、石田茂作、講談社、1976年


仏像探訪記/山梨県