弥勒寺の弥勒如来像
脚部まで一木でつくられている坐像
住所
大和高田市土庫2丁目8-13
訪問日
2026年3月31日
この仏像の姿は(外部リンク)
大和高田市の観光情報
拝観までの道
交通は近鉄大阪線の松塚駅から西北西に徒歩約15分。近鉄の大和高田駅、JRの高田駅からも歩ける距離。
拝観は事前連絡必要。
*弥勒寺ホームページ
拝観料
志納
お寺や仏像のいわれなど
真言宗寺院。創建は16世紀。この地域の有力氏族によってつくられたお寺という。元は現在地より北東の方にあったらしい。
本尊弥勒如来像は平安時代中期の作。当寺の本尊として迎えられる以前の伝来は不明。
現住職さんが入寺した際にはかなり寺は荒れていたそうで、お寺の立て直しに着手したところ本尊が立派な古像とわかり、仏像の修復、重要文化財指定、またお堂の修理が進められた。
拝観の環境
堂内は明るく、近くよりよく拝観させていただけた。
仏像の印象
弥勒如来像は像高約150センチの坐像。平安時代中期ごろの作。材は広葉樹で、サクラという。一木造だが、なんと両膝部分まで含めて一本の木から彫り出されている。どれほどの巨木を用いたものかと思う。
肉髻は自然に盛り上がり、耳は大きい。顔立ちは落ち着いた風だが、ことに人中から唇、顎にかけてしっかりとつくられ、表情を引き締めている。
上半身は姿勢よく、衣の流れも自然で、脚部の衣の線はそれほど深くなく、等間隔に丁寧に彫られている。
横から見た像の量感はなかなかのものである。
その他
本像の耳は、その下半分に網目状の線刻を入れており、珍しい。法隆寺新堂の薬師如来像や大和郡山市浄慶寺の阿弥陀如来像も同様の耳だそうだ。
さらに知りたい時は…
「新指定の文化財 美術工芸品」(『月刊文化財』585)、2012年6月
→ 仏像探訪記/奈良県
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