善空寺と不動院

  不動院(板橋不動尊)は年3回の開帳

善空寺
善空寺

住所

つくばみらい市小張2623 (善空寺)

つくばみらい市板橋2370-1(不動院)

 

 

訪問日 

2013年2月3日

 

 

この仏像の姿は(外部リンク)

茨城県教育委員会ホームページ・いばらきの文化財(善空寺阿弥陀如来立像)

 

茨城県教育委員会ホームページ・いばらきの文化財(不動院不動三尊像)

 

 

 

善空寺について

善空寺は、つくばエクスプレスみらい平駅から東南に徒歩約25分。なお、みらい平駅にはタクシーが常駐している。

バスでは、取手駅西口からの関東鉄道バス谷田部車庫行きで「小張」下車。またはつくば平駅からつくばみらい市コミュニティバス(コミバス)南ルートにて「小張」下車。ただし、このバスは本数が少なく、また日曜日は運休となる。

 

関東鉄道バス  つくばみらい市コミュニティバス

 

このお寺は15世紀後半に創建された浄土宗寺院で、本尊阿弥陀如来像は結城市の弘経寺(ぐきょうじ)より移された像と伝える。かつては秘仏であったそうだが、事前連絡により拝観可。志納。

ご本堂は外からの光が入って明るく、よく拝観できる。

 

 

善空寺の阿弥陀如来像について

像高約80センチの立像。ヒノキの寄木造、彫眼。

全体に親しみを感じる雰囲気の像である。

面長で大きな顔、目鼻も大きい。口や額は小さくつくり、個性的ながら穏やかな表情で私たちを見守ってくださっているように感じる。肉髻は低く、螺髪の粒は大きい。

身体は細く、長い。抑揚もない感じで、衣の襞もどちらかといえばたどたどしい感じがする。

手慣れた仏師の作というより、在地の仏師による素朴な仏像のように思える。

髪の青や肉身部の金など像の表面の色や両手先、両足先など後補部分がある。

 

像内に銘文があり、南北朝時代の1346年の作とわかる。

願主と思われる「志やうゑ」の名前があり、これは「浄恵」といった僧のことであろう。

茨城県では南北朝時代の在銘像は数例しか知られておらず、貴重な作例である。

 

板橋不動尊
板橋不動尊

不動院について

不動院(板橋不動尊)は真言宗のお寺。空海の創建と伝え、南北朝時代の中興。その後兵火にあうなど一時衰退するが、江戸時代に現在の本堂、楼門、三重塔が再建され、今日まで多く信仰を集めている。

本尊は平安時代後期の不動三尊像で、秘仏。年に3度、1月28日、節分、11月28日に開帳される。

 

交通は、取手駅西口と谷田部車庫を結ぶ関東鉄道バスで「不動前」下車、またはつくばみらい市コミュニティバス南ルート、東ルートにて「板橋不動尊前」下車(日曜運休)。

善空寺からは東へ徒歩約15分。

 

 

不動院の不動三尊像について

中尊の不動明王像は像高約1メートル、脇侍の二童子は60〜70センチほどの大きさ。

忿怒の形相の明王像でありながら、上品な造形である。下半身がとても長く、腰を強くひねる。衣の線も優美さを感じさせる。

二童子も同様に、顔は小さく、下半身をとても長くとり、腰をひねる。どことなくユーモラスでもあり、魅力的な像である。

 

ご開帳の日は護摩炊きがあるが、その間も本堂外陣より拝観できる。

ただし像までは距離があって、細部までよく拝観することは難しい。

 

 

さらに知りたい時は…

『茨城彫刻史研究』、後藤道雄、中央公論美術出版、2002年

 

 

→ 仏像探訪記/茨城県