知善院の十一面観音像

小柄で美しい観音像

住所
長浜市元浜町29-10


訪問日 
2016年11月5日


この仏像の姿は(外部リンク)
神仏います近江



拝観までの道
長浜駅から北へ徒歩約10分。
拝観には事前連絡が望ましい。


拝観料
300円


お寺や仏像のいわれなど
天台真盛宗の寺院。
もと戦国大名・浅井氏の城下にあったが、秀吉が長浜城を築いた際にこの場所に移されたという。琵琶湖畔に築かれた長浜城の北東、すなわち鬼門の守りとしたとのこと。
今は小さな寺院だが、表門はもともと長浜城の門、本堂は小谷城下にあった建築物を移したもの、本尊は秀吉によって播磨の円教寺から移されたものといった具合に、それぞれに由緒、由来がある。

本堂内には秀吉の木造もまつられている。


拝観の環境
十一面観音像は、本堂から廊下でつながる観音堂(江戸中期の建物)に安置される。

すぐ前からよく拝観させていただけた。


仏像の印象
比較的珍しい坐像の観音像で、大変美しい像である。
像高は40センチ余り。寄木造、玉眼。鎌倉時代の作。
顔は大きめにつくり、目はあまり切れ長としない。額を広く、ほおは豊かに。口もとは引き締まって、凛々しい。
上半身は肉体がぷっくりとしたさまをよくあらわす。
衣のひだは整然と、ていねいに刻まれる。


さらに知りたい時は…
『びわ湖・長浜のホトケたち』2、長浜市長浜城歴史博物館、2016年
『長浜市史』1、長浜市史編さん委員会、1996年

『湖国の十一面観音』、石元泰博、岩波書店 、1982年


仏像探訪記/滋賀県