極楽寺の阿弥陀如来像

  若々しい表情の鎌倉仏

 

 

住所

山形市六日町9-8

 

 

訪問日 

2013年8月11日

 

 

この仏像の姿は(外部リンク)

山形の宝検索navi

 

 

 

拝観までの道

山形駅前から天童方面に行く山交バスで「六日町」下車、東へすぐ。

また、駅前より10分おきに市内中心街をまわる100円の循環バスが出ており、「旅篭町四辻」または「旅篭町二丁目」下車、北へ徒歩約10分。山形県郷土館「文翔館」(旧県庁、県会議事堂)を越えて北側になる。

駅前には無料のレンタサイクルもある。観光案内所が受付窓口になっている(4月上旬から11月下旬まで実施)。

 

中心街100円循環バス   城下町やまがた観光レンタサイクル

 

阿弥陀如来像の拝観は事前連絡必要

 

 

拝観料

志納

 

 

お寺や仏像のいわれなど

極楽寺は浄土宗寺院。

このお寺に伝来する阿弥陀如来像は、もと末寺の念仏寺本尊であったと伝える。

念仏寺は、念仏の法会が万日も続くがごとく盛んであったことから、万日堂とも呼ばれたという。江戸時代前期には山形の大名より広大な土地を与えられたというが、近代初期の廃仏で廃寺となり、その跡地が今は文翔館となっている。

念仏寺が廃寺となるにあたり、この仏像は本寺である極楽寺に移され、その本堂から続く位牌堂の本尊となっている。

 

 

拝観の環境

位牌堂奥正面のやや高いところに安置される。

全体的に暗めの環境であるが、おしゃれに間接照明を用いて照らされている。

 

 

仏像の印象

像高65センチほどの坐像で、寄木造、玉眼。鎌倉時代前半ごろの作。

肉髻は低く、髪際は正面で若干カーブする。

目は吊り上がりぎみで、そのためにややくせのある顔つきに見えるが、基本的には若々しい鎌倉仏らしい表情である。

衣のひだはにぎやかに刻む。大波や枝分かれするひだも刻まれる。左手にかかる衣の表現など、細かく行き届いている。

上半身は高く、一方膝の高さは低めだが、左右への張りはまずまずあり、安定感がある。

 

 

さらに知りたい時は…

「ほっとけない仏たち」4(『目の眼』469)、青木淳、2015年10月

「ほとけにあいに」44(季刊『かるな』81)、2014年1月

『ふるさとの仏像』、山形市教育委員会、2011年

『山形県の文化財』、山形県教育委員会、2002年

 

 

仏像探訪記/山形県